
こんにちは。社会保険労務士の森 雅和です。
実は私は、自衛隊に18年間勤務し、その後、社会保険労務士として独立しました。
少し珍しい経歴かもしれませんが、この経験は今の仕事に大いに活きています。
さて今回は、国が正式に発表した
「退職自衛官の企業活用」を中小企業に呼びかけた動きについて、わかりやすくご紹介します。
■ 国が動いた!防衛省と経産省が連名で「元自衛官を雇ってください」
2025年、防衛省と経済産業省が連名で、日本商工会議所や中小企業団体中央会に向けて
「退職した自衛官を中小企業で活用してください」と正式に要請しました。
これは、異例の取り組みです。
背景には、「人手不足の深刻化」や「若くて有能な人材の確保」という課題があり、
国としても元自衛官の力を中小企業で活かしてほしいという強い意志があります。
■ 退職自衛官ってどんな人たち?
自衛隊は「若年定年制」や「任期制」を採用しているため、
多くの隊員が20代~50代で退職します。
彼らはただの“元軍人”ではありません。
過酷な任務を通じて、以下のような力をしっかり身につけています。
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✅ 規律と時間厳守の意識
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✅ 強い責任感とチームワーク
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✅ リーダーシップと指導力
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✅ 正確な書類作成や報告業務
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✅ 基本情報技術者などの実用的な資格
まさに、**「真面目で実行力のある即戦力」**と言える人材です。
■ 企業にとってのメリットとは?
中小企業では、人材のミスマッチや定着率の低さが課題になることも多いですよね。
そんなとき、退職自衛官を採用することで、次のような効果が期待できます。
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✔️ 社内の規律が整う
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✔️ 若手社員への教育係としても活躍
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✔️ 自分の役割を自ら考えて行動できる
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✔️ 離職率が低く、長く働いてくれる可能性大
また、雇用にあたっては助成金などの制度も利用できる場合があります。
ぜひ、前向きに検討してみてください。
■ 私自身も、自衛官経験が今の仕事に役立っています
私自身も、18年間の自衛官としての経験が今の社労士業務に非常に役立っています。
新人教育、規律のある働き方、報告・連絡・相談の徹底などは、すべて当時の学びから。
「森さんにお願いしてよかった」と言っていただけるのも、自衛隊時代の姿勢が土台にあるからだと思っています。
■ まとめ:元自衛官という“宝”を企業の力に
退職した自衛官は、ただの転職者ではありません。
「企業を強くする力」を持った、貴重な人材です。
これからの人手不足時代、中小企業にこそ元自衛官の活用を!
もし、採用や労務管理でお困りのことがありましたら、自衛官経験を活かしてサポートできる私に、ぜひご相談ください。
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